もう悩まない!緑内障薬物治療 [MB Oculista no.153]

もう悩まない!緑内障薬物治療 [MB Oculista no.153]

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商品詳細

点眼薬で生涯緑内障をコントロールするための深い知識、いわゆる“匙加減”と、その“匙加減”に必要な情報を網羅した特集です。
キーノートレクチャーとして、緑内障の点眼治療に関する基本的な考え方と点眼薬の情報から患者への点眼指導や緑内障治療の今後の展望まで、エキスパートたちが余すところなく解説しています。

キーノートレクチャー:緑内障点眼薬はどのようにして眼圧を下げているか本庄  恵
緑内障点眼薬は単剤,配合剤を含め多数存在する.作用機序,特性などをよく理解し処方すること,副作用発現を抑えアドヒアランスを維持することが緑内障治療では重要である.
ファーストチョイスとしてのプロスタノイドの選び方寺内  稜ほか
点眼開始時は患者それぞれの背景や希望に応じて最適な薬剤選択を行う必要がある.ここでは第一選択薬として推奨されるプロスタノイド受容体関連薬を中心に解説する.
緑内障点眼増量・変更の考え方松尾 将人
緑内障点眼増量・変更の考え方について,緑内障の薬物治療方針,点眼薬の特徴と考慮事項,薬物治療ステップアップ戦略の実際の順に解説する.
緑内障配合剤の選び方
井上 賢治
配合剤のメリットはアドヒアランス向上,デメリットは副作用増加である.β遮断薬を含有しない配合剤も開発され,配合剤を2剤使用できるようになった.
周術期の緑内障点眼薬の選び方庄司 拓平
周術期の点眼戦略は,単なる補助療法ではなく,手術成績を左右することが明らかになった.手術戦略を見据えた点眼選択について解説する.
緑内障点眼薬による角膜障害―その見極め方と対策―堀  裕一
緑内障点眼の長期使用で生じる角膜障害の特徴とその対策を整理する.特にドライアイとの鑑別と診療での注意点を示す.
緑内障点眼薬が眼血流に及ぼす影響
山口 知暁ほか
緑内障点眼薬は眼圧だけではなく眼血流にも影響を与え,薬剤ごとの循環動態の違いについて紹介したい.
緑内障患者へのサプリメントの考え方檜森 紀子ほか
高齢化社会で注目される緑内障に対し,抗酸化サプリメントが進行抑制に寄与する可能性が示唆されており,その現況を臨床に役立つ形で概説する.
緑内障患者への点眼指導南雲  幹
点眼治療の継続には点眼アドヒアランスの向上が必須であり,医師をはじめとし多職種で連携して取り組むことが望ましい.基本的な点眼指導方法について解説する.
緑内障治療における今後の展開北岡 康史
点眼回数の減少が期待できる薬物,ドラッグデリバリーシステム(DDS)で臨床試験までたどり着いたものと今後の展開が期待されるもの,視野保持効果が期待できる薬物を最近の文献から抽出して紹介したい.

商品仕様

著者 富田剛司/編
出版社 全日本病院出版会
発刊年 2025年12月