マイボーム腺機能不全(MGD)にご用心! [MB Oculista no.151]
マイボーム腺機能不全(MGD)にご用心! [MB Oculista no.151]
販売価格: 3,300円(税込)
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商品詳細
MGDは早期発見と適切な介入で症状改善・再発予防も可能に!本特集が日常診療でMGDを意識し一歩踏み込んだ診療・治療の契機に。
MGDの特徴的な症状や診断のコツから治療選択、ホームケア指導、最新機器の活用法まで幅広く解説!
ガイドラインに沿った整理に加え、診察室で明日から取り入れられる実践的な工夫、患者のモチベーション維持、治療継続を促すフォローの工夫も紹介しています!
| マイボーム腺機能不全の定義・分類・病態 | 天野 史郎 |
| 分泌減少型MGDのコアメカニズムは導管上皮の過角化と腺細胞の変化である.それぞれを引き起こす上流の因子には加齢,感染など様々なものが含まれる. | |
| マイボーム腺機能不全の疫学・リスクファクター・有病率 | 須磨崎さやか |
| MGDの有病率に関して国内外より多数報告があり,様々なリスクファクターがMGDの発症や増悪に関与している. | |
| マイボーム腺機能不全の診断 | 川島 素子 |
| 分泌減少型MGDの診断は「自覚症状+開口部閉塞/分泌物異常」の2項目で行い,細隙灯顕微鏡のみで診断可能である.マイボグラフィーは参考所見として形態評価に有用である. | |
| マイボーム腺機能不全の治療:ホームケア | 海道美奈子 |
| MGDの基本的治療はリッドハイジーンと温罨法で,両者を組み合わせることにより効果を発揮する.根気よく長期的に行えるよう患者への説明も大事である. | |
| マイボーム腺機能不全の治療:点眼・抗菌薬内服・マイバム圧出 | 白川 理香 |
| MGD治療で推奨される点眼薬はアジスロマイシン点眼,ステロイド点眼で,内服薬はアジスロマイシンである.マイバム圧出はマイボーム腺閉塞を解除し,正常な腺機能へ導く. | |
| マイボーム腺機能不全の治療:IPL・LipiFlow | 松本 玲 |
| MGD診療ガイドラインにて実施を弱く推奨とされたIPLとLipiFlowについて,作用機序,機器紹介,施術方法,治療成績を解説する. | |
| マイボーム腺機能不全と眼表面疾患の関係―疫学・相違点・診断・治療・臨床のポイント― | 有田 玲子 |
| MGDは,眼瞼炎・ドライアイ・アレルギー性結膜炎と合併することが多く,見逃さないように診断し,包括的に治療することが,患者の症状・所見改善の肝である. | |
| マイボーム腺炎角結膜上皮症(MRKC) | 鈴木 智 |
| 弱拡大・拡散光で診察を開始すると,角膜の細胞浸潤やSPKとマイボーム腺炎の関係に気づきやすい.MRKCの治療は起炎菌に対する抗菌薬の選択がキーポイントである. | |
霰粒腫の切らない治療法 | 福岡 詩麻 |
| 霰粒腫の切らない治療法として,マイボーム腺温存に配慮した温罨法・眼瞼清拭による保存的治療,ステロイド注射,IPL治療を,患者の病状と要望に合わせて組み合わせる. | |
| 子どものマイボーム腺機能不全とVDT | 前原 紘基 |
| スマートフォンやパソコン視聴は多くとも1日4時間以内とし,1時間以上連続で視聴する際は1〜2分の休憩,まばたき運動を行うと良い. | |
商品仕様
| 著者 | 有田玲子/編 |
|---|---|
| 出版社 | 全日本病院出版会 |
| 発刊年 | 2025年10月 |