処置室でできる 低侵襲・眼瞼診療 [新篇眼科プラクティス 21]

処置室でできる 低侵襲・眼瞼診療 [新篇眼科プラクティス 21]

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商品詳細

眼瞼のスペシャリストである編者が送る,「ありきたりではない」眼瞼治療の教科書です.

眼瞼診療において,大きな切開を伴う手術は技術的にも設備的にもハードルは低くありません.
そこで,本書では眼科の多くが備えている「処置室」があればできる範囲に内容を絞りました.

具体的には,
1.網羅的な保存的治療
2.「あまり切らないけど,少しだけ切る」プチ手術
3.美容,たるみ予防等のケア,自由診療など眼瞼にまつわる内容
以上の3テーマを中心に,眼科・形成外科・皮膚科などあらゆる分野のエキスパートが明日の診療ですぐに役立つテクニックを解説しています.

「処置室」と範囲を限定してはいるものの,シリーズ最大級のイラスト・ボリュームで,多岐にわたる内容を余すところなく盛り込み,むしろ「処置室だけでここまでできる」と好奇心を刺激するはず.
「切らない眼科医」の方はもちろん,眼瞼に関わるすべての方の世界をきっと広げる一冊です.新篇眼科プラクティス  20

総説】
 総説

【解説】
 I.解剖・生理
  1:眼瞼の解剖
  1.外見上の解剖
  2.機能的解剖
  3.上眼瞼翻転
  4.画像解剖(MRI)
  5.組織学的解剖
  6.加齢性変化
 2:その他の解剖
  1.睫毛の解剖
  2.義眼床の解剖
II.MGD
 1:病態の理解
  1.MGDの病態
 2:MGDの治療
  1.マイボケア(温罨法 清拭)
  2.デモデックス
  3.マイバム圧出
  4.薬物治療
  5.IPL, Lipiflow
  6.Tixcel C
III.麦粒腫・霰粒腫
 1:病態の理解
  1.麦粒腫・霰粒腫の病態
  2.麦粒腫
  3.霰粒腫
   1.霰粒腫との鑑別
    a.マイボーム腺嚢胞
    b.脂腺癌
   2.霰粒腫の処置
    a.ステロイド注射
    b.経結膜的摘出術
    c.経皮的摘出術
    d.無麻酔下経皮的圧出術
  4:眼瞼縁炎
  [O]眼瞼の化粧によるトラブル
IV.腫瘤
 1:評価
  1.眼瞼腫瘤の評価
 2:腫瘤の処置(切除含む)
  1.皮膚腫瘤切除
  2.稗粒腫・汗管腫処置
  3.黄色腫切除
  4.瞼縁の母斑切除
 3:他機関との連携
  1.病理組織の提出方法 伝票の書き方
  2.悪性腫瘍の説明と紹介状
V.眼瞼皮膚
 1:皮膚科に送るべき眼瞼疾患
 2:皮膚のたるみ
  a.たるみの治療
  b.皮膚弛緩予防の自宅ケア(皮膚科)
  c.皮膚弛緩予防の自宅ケア(美容外科)
VI.眼瞼腫脹・甲状腺眼症
 1:眼瞼眼窩腫脹
 2:甲状腺眼症(眼科)
 3:甲状腺眼症(内科・外科)
VII.内反症
 1:評価
  1.先天内反症の評価
  2.老人性内反症の評価
  [O]内反症に内眼角切開は有効か
 2:内反症の処置
  1.睫毛抜去
 3:切らない内反症手術
  1.毛根焼灼
  2.睫毛内反症埋没法
  3.眼瞼内反埋没法
 4:他機関との連携
  1.小児内反症の紹介状
VIII.眼瞼下垂
 1:評価
  1.眼瞼下垂の評価
  2.偽眼瞼下垂の評価
  3.先天眼瞼下垂の評価(眼科の視点)
  4.先天眼瞼下垂の評価(形成外科の視点)
  [O]子供の先天眼瞼下垂と弱視の関係について
  5.アイスパックテスト・テンシロンテスト
  [C]眼瞼下垂 美容と保険の境界
  [O]眼瞼下垂術後の視力の変化について
  [O]眼瞼下垂術後のドライアイのケア
  [O]眼瞼下垂術後のクレーム
  6.顔面神経麻痺の評価
  7.眼瞼けいれんの評価
 2:眼瞼下垂の治療
  1.クラッチメガネ
  2.ボツリヌス治療
  3.閉瞼不全時の処方とケア
  [A]在宅診療における眼瞼ケア
 3:切らない眼瞼下垂手術
  1.切らない吊り上げ術
  2.切らない眼瞼下垂(1)
  3.切らない眼瞼下垂(2)
  5.切らない二重形成(1)
  6.切らない二重形成(2)
  7.切らない二重形成(2)
 4:他機関との連携
  1.眼瞼下垂の紹介状
IX.眼瞼術後・裂傷
 1:術後早期
  1.術創,眼瞼裂傷のケア
  2.open treatment
 3.皮膚抜糸
  4.結膜に出た糸の摘出
  [O]創傷治癒
 2:術後慢性期
  1.傷痕のケア
  2.リハビリメイク
 3:他機関との連携
  1.眼瞼外傷の紹介状
X.その他の手技と,眼瞼にまつわる知識
 1:検査
  1.培養検査のオーダーの仕方
  2.細菌培養検査結果の見方
  [O]顔写真の撮り方
 2:処方薬
 [T]眼瞼疾患と漢方
 [O]眼軟膏のヒミツ
 3:麻酔
  1.局所麻酔
  2.小児の鎮静
  [O]小児に全身麻酔をかけて大丈夫なのか
  [O]眼瞼診療の判例集

商品仕様

著者 編集:野田実香(野田実香まぶたのクリニック)
出版社 文光堂
発刊年 2025年10月