写真でわかる! オルソケラトロジーフィッティング 学童の近視抑制 お悩み相談室

写真でわかる! オルソケラトロジーフィッティング 学童の近視抑制 お悩み相談室

販売価格: 6,600(税込)

在庫あり
数量:

商品詳細

近視抑制の"あるあるトラブル" の解決法がつまった,超実践的な症例解説集

好評書『クリニックではじめる 学童の近視抑制治療』の実践編.

いざ,実臨床で近視抑制治療を始めた際に,教科書通りにいかない場面に困る場面は珍しくないはず.

本書は近視抑制で遭遇するトラブルについて,75の症例をもとに解決までの道すじを,写真とポイントで丁寧に示した症例解説集です.特に,解決への道のりは一つとは限らないため,例えば「レンズがずれる」というトラブルでは3つの解決法を紹介するなど,本文野のエキスパートだからこそ書ける多面的なアプローチは必見!

また,オルソケラトロジーだけでなく,2025年に大きな転換点を迎えた,低濃度AT点眼,多焦点SCL,近視管理用眼鏡,レッドライト治療などの近視抑制最前線も盛り込みました.

近視抑制に関わる全ての方が,「こんな本が欲しかった!」と思えるような,トラブル解消に直結するハウツー本です.

I章 オルソケラトロジー
 (1)オルソケラトロジー処方の基礎知識
  (1)角膜形状解析──トポグラフィーとトモグラフィー
  (2)角膜形状解析装置の特徴
  (3)トポグラフィーの見方
  (4)フルオレセインパターンの見方
  (5)各社オルソケラトロジーレンズの特徴
  (6)オルソケラトロジーレンズ処方のフローチャート
  (7)近視抑制に関する略語集
  (8)近視抑制治療を希望する保護者への対応
 (2)フィッティングのトラブル
  (1)基本のトラブルシューティング
  (2)レンズフィッティングの基本的な考え方と処方のコツ
  (3)理想的なフルオレセインパターンにならない
  (4)レンズがずれる,偏心する──ACを広げる
  (5)レンズがずれる,偏心する──サイズを変える
  (6)レンズがずれる,偏心する──経過観察
  (7)乱視眼の処方がうまくいかない──ACをフラットに
  (8)乱視眼の処方がうまくいかない──トーリックデザインレンズを選択
  (9)乱視眼の処方がうまくいかない──差分マップを活用
  (10)強度近視の処方がうまくいかない──メーカーを変更
  (11)強度近視かつ乱視眼の処方がうまくいかない──トーリックデザインレンズを選択
  (12)e値(離心率)が小さい
  (13)e値(離心率)が大きい
  (14)トライアル評価と処方レンズ結果に差異がある
  (15)メーカーによる適,不適がある──MOK→BOC
  (16)メーカーによる適,不適がある──BOC→MOK
 (3)トポグラフィーに関するトラブル
  (1)セントラルアイランドの鑑別と対応
  (2)セントラルアイランドが解消しない
  (3)Bull`s eye patternにならない──レンズ径を調整
  (4)Bull`s eye patternにならない──トーリックデザインレンズを選択
  (5)フィッティングでは問題ないのに偏心している?──瞼の形状が原因となり不適合
 (4)角膜に関するトラブル
  (1)SPKができやすい──タイトフィッティング
  (2)SPKができやすい──レンズの汚れや傷
  (3)SPKができやすい──ドライアイ
  (4)SPKができやすい──ハイパワーレンズ
  (5)充血が強い──ポビドンヨードアレルギーの疑い
  (6)角膜炎や角膜浸潤を生じる
  (7)アレルギー性結膜炎にまつわるトラブル──季節性アレルギー
  (8)アレルギー性結膜炎にまつわるトラブル──SPK集積
  (9)レンズ固着による障害
 (5)見え方に関するトラブル
  (1)なぜか視力が出ない
  (2)片方だけ視力が出ない
  (3)羞明を訴える
 (6)レンズに関するトラブル
  (1)レンズが汚れている
  (2)よくレンズを割ってしまう
  (3)よくレンズを失くしてしまう
  (4)正しいレンズケアを行わない
  (5)レンズ交換を渋る──交換の必要性を説明
  (6)レンズ交換を渋る──定額制の活用
  (7)レンズの左右逆転/兄弟間での取り違い
 (7)その他のトラブル
  (1)オルソケラトロジーのリバウンドの確認方法は?
  (2)レンズスティーブのためフラットに変更したらSPKが出現した
  (3)片眼の近視に対してオルソケラトロジーを装用するとどうなる?

II章 アトロピン点眼
 (1)濃度の選択の仕方がわからない
 (2)低濃度アトロピン点眼による羞明
 (3)低濃度アトロピン点眼による調節障害
 (4)患者が止めたいと訴えたときどうする?
 (5)費用の説明と注意点
 (6)参天0.025%製剤のみですべての患者に対応できるのか?

III章 多焦点SCL
 (1)どの程度の焦点深度にすればよいかわからない
 (2)最強度近視に対する処方はどうする?
 (3)強度乱視に対する処方はどうする?
 (4)マイサイトの承認の見通しは? 日常生活での注意点は?
 (5)オルソK→マイサイトへの切り替えはどうする?
 (6)マイサイト→オルソKへの切り替えはどうする?
 (7)焦点深度拡張型SCLを装用したところ、眼軸長の短縮を認めた症例

IV章 近視管理用眼鏡の現状
 (1)二重焦点眼鏡は有効か?
 (2)多分割眼鏡レンズの現況と実際の効果は?
 (3)近視管理用眼鏡の承認の見通しは?

V章 レッドライト治療の現状
 (1)報告されている合併症は?
 (2)リバウンド対策は?
 (3)中国での現状は?

VI章 併用療法
 (1)併用療法を考えるタイミング
 (2)低濃度アトロピン点眼の併用療法は行うべきか?
 (3)オルソケラトロジーとアトロピン点眼,どちらが先がいい?または同時に処方したほうがよい?
 (4)オルソケラトロジーとアトロピン点眼,止める時はどちらが先?
 (5)どんな時に途中からアトロピン点眼を追加する?
 (6)いつまで続ければよい?
 (7)多焦点SCLとアトロピン点眼の相性は?
 (8)オルソケラトロジーとレッドライト治療の相性は?
 (9)多分割眼鏡レンズとレッドライト治療の相性は?
 (10)アトロピン点眼を追加したら,羞明を訴えた
 (11)アトロピン点眼とレッドライト治療の併用が禁忌の理由は?

文献
索引

商品仕様

著者 編集:平岡孝浩(筑波大学准教授) 二宮さゆり(伊丹中央眼科)
出版社 文光堂
発刊年 2025年10月